レポート

駅前ニュース 2011年1月「川口市鳩ケ谷市合併協議会大詰めを迎える」

2011年1月31日

杉本かよ

一昨年秋から始まった川口市鳩ケ谷市の合併協議会は22年9月議会で任意合併協議会から法定合併協議会に移行し、合併の是非を巡って14回に渡り議論されてきましたが、1月13日の協議会でいよいよ大詰めを迎え、全ての委員から一人ずつ意見を聞き、挙手による採決を行いました。合併協議会の委員は議員や各種団体の代表などの有識者によって構成され、会長は政策研究大学院横道清孝教授、副会長に両市の市長を任命し合計27名によって議決されました。地理的条件で鳩ケ谷市の90%以上を川口市が取り囲んでいるということや、グローバル化を目指して一体化することが望ましいという意見がある一方、川口市の委員の中で一人の方から慎重との意見、鳩ケ谷市の中で一人の方から反対との意見が出されたものの、残り全ての委員から賛成との意見であり、本協議会として合併を遂行する旨が決定されました。これを受けて1月28日に両市長による調印式が行われ、両市の3月議会によって承認された後、県議会承認を仰ぎ、総務省に届けることにより合併が成立する運びとなります。合併の期日は11月10日を予定しているとのことです。

両市を合わせると川口市の人口は58万人ほどになります。スケールメリットを活かしながら、よりきめ細やかな市民サービスができるようになることを望みます。鳩ケ谷市にとっては、市民一人当たりの職員数が激減するなど大幅な合理化が図られることになり、市民サービスの低下が懸念されるという意見もありましたが、現状の川口市の支所単位でのサービスでカバーされる部分も多く、実際には自治体の工夫によってサービスを維持しながら合理化することは十分可能であると思います。未来に向けて健全な自治体運営をするためにも両市の合併が有効に働くことを願っています。

昨年3月の自民党代表質問を経て、赤山歴史自然公園(仮称)計画検討委員会が昨年秋に発足してから4回目の検討委員会が1月1日開催されました。赤山の川口パーキングエリア付近には以前廃棄物最終処分場用地として取得し公社が保有している土地が2万平米ほどありますが、朝日環境センターの処分炉が優れていて、焼却灰があまり出ないことにより、廃棄物処分場が必要なくなったということで用地利用について以前から検討されていました。赤山には関東郡代伊奈半左衛門忠次が居城を持っていた陣屋跡があり、また泥炭層のある地形から古くは縄文土器も発掘されるなど歴史的意義の深い土地でもあることから、何とか歴史遺産を残すことができるよう地域の方々から多くの要望が寄せられているところでもありました。このたび、川口ジャンクションにもほど近いこの土地の有効利用と新産業発掘を考えて赤山歴史自然公園構想が検討されることになりました。

● 赤山歴史自然公園(仮称)計画

検討委員会の中では、この土地に市民から要望の多い火葬場の建築も検討されています。火葬場は大変重要な施設です。しかし、川口市にはないため、近隣市に出向いて火葬しているのですが、これでは住民福祉サービスの面からみて不十分です。しかし必要だけれども、自分の家の近くにくるのはちょっと・・・と思われるいわゆる迷惑施設でもあるため、今まで何度となく検討されてきましたが、設立にはいたりませんでした。今回赤山歴史自然公園の中に周りを全て森で囲む様相で、中心に池を掘り、そこに火葬場を建築するという周囲への配慮をした構想が出ています。

一方で、川口パーキングエリアは高速道路側からも一般道からも入れるいわゆるハイウェイオアシス構想も検討されています。ドッグランなども設置し、近隣都市から犬を連れて来るリピーターを狙ってのことであるとのこと。
ただ、このドッグランには「地元の人のためになるのか」「犬の鳴き声がうるさいのでは」「歴史・自然公園という主旨から外れているのではないか」というような様々な反対意見があります。犬を飼っている人にとってはドッグランは「広いところで遊ばせてやりたい」という面から要望が高いのですが、川口市民にとって必ずしも必要な施設ではないようです。

しかし、それではどうやってリピーターを増やしていくのかというところで問題が残ります。私自身悩ましいところです。皆さんはどう思われますか?いいアイデアがあればぜひ教えてください。

この公園構想は今のところ市営で行われるとのことです。前述の2万平米の他、全部で10ha位の面積を要する大構想です。国や県からも補助金を頂いて行う予定ですが、一番重要なのは、地権者の方々と近隣の方々のことです。今回の構想で移転は5軒を予定しています。その他土地がかかる方が何名かいらっしゃいます。先祖から受けついできた大切な土地ですから、ぜひ今後もその管理ができるように、雇用の面で関われるようにお願いしていきたいと思います。検討委員会の段階ですから皆さんの意向を踏まえて実現するかどうかも含めて検討されることと思います。ご意見ご要望のある方はぜひご一報ください。

杉本かよ 一言コラム ♪♪♪

与謝野経済財政相の起用について、経済同友会の桜井正光代表幹事は「政権与党の枠組みを超えた今回の決断には驚いたが、政策を実現するには一つの選択肢だ」と評価した。ローソンの新浪剛史社長は発表した談話で「知見を生かし、消費税については社会保障と一体で議論してほしい」とし、危機的状況にある財政と社会保障制度の立て直しの断行に期待を示した。とありました。そうであればいいのですが、一人の力ではどうにもならないような気がするなぁ。