レポート

22年6月定例議会を終えて(神根地域に関する都市計画部への質問)

2010年08月29日

本定例市議会において、杉本かよは一般質問に登壇いたしました。全部で12項目の質問を致しましたが、今回はその中で、神根地域に関連するもの2点(都市計画部への質問)を市政レポートとして報告させていただきます。

注)なお、まちづくりについては質問時間切れとなりすべて質問できなかったため、答弁が得られませんでしたが、都市計画部より、計画中の赤山歴史自然公園やグリーンセンターなどと新井宿駅等の回遊性を高めることを検討する旨の言葉をいただいています。

【埼玉高速鉄道について】(杉本一般質問より)

平成20年度の埼玉高速鉄道の輸送人員は一日当たり約8万4000人であり、開業時に比べると1.8倍になっているとのことです。業績も改善しているとの事で、平成21年度には補助金を除く償却前損益の黒字転換が達成されたとの事。一方で平成21年3月末にまだ1428億円の有利子負債を抱えていて、昨今の経済環境の悪化などで定期外の鉄道利用者が伸び悩み、当面の輸送人員の大幅な増加は見込めないとの事です。

そもそも埼玉高速鉄道は開業当初一日の輸送人員を10万4000人と見込んでいたところ、開業当初は4万7000人からのスタートで、いまだ2万人追いついていない様子です。

しかし、浦和美園駅周辺の区画整理事業が平成25年までに完成する予定など沿線のポテンシャルが高いことや、経営支援がなかった場合には平成23年度に必要な事業資金の確保が困難になるとの理由で県及び沿線3市で10年計画で資金援助がなされることになりました。川口市からは出資金として年間約8億円、10年合計70億の予定と、転貸債による直接貸し付けを行い、年間8億円が一般会計から充当されています。出資割合は埼玉県が10/15、川口市が3/15、鳩ヶ谷市が1/15、さいたま市が1/15ということで、走っている距離によって出資比率が決まっているとの事です。川口市では4駅ありますのでこの比率になったのだと思いますが、日中2本に1本は鳩ヶ谷始初、鳩ヶ谷止まりであり、その先の新井宿、戸塚安行、東川口まで来ていません。出資比率から見てもこのように川口市にとっては川口元郷駅にしか入らず、新井宿、戸塚安行、東川口の3つの駅にこない電車が多いのはいかがなものかと思います。また、このような不合理な停車状況は、前に述べました川口市魅力発信事業の効果を削ぐものでもあります。また東京メトロに乗り入れて通勤定期を買う場合、6ヶ月でおよそ12万円の定期代になります。会社によってはこの定期代を認めない場合もあるようですし、社宅としては家賃が安くとも定期代の負担が多いため、むしろ少し高くとも都内の方が利便性もいいという判断で沿線の賃貸住宅が利用されないケースもあると聞き及んでおります。経営状況の悪い中、運賃の引き下げは困難なことかとは思いますが、費用対効果を検討し、運賃の引き下げを試算してみることも必要ではないかと思います。

そこで質問の1点目として、鳩ヶ谷駅始発、鳩ヶ谷駅止まりが多いことにはどのような理由があるのでしょうか。また、浦和美園行きを増やす手立てはないのかお伺いいたします。2点目として、運賃の引き下げによる試算をしたことはあるでしょうか。

答弁(都市計画部)

埼玉高速鉄道の運行ダイヤにつきましては、議員ご指摘のように、例えば、朝10時から夕方5時台におきましては、1時間あたり10本の運行のうち、約半数が鳩ヶ谷駅止まりで、浦和美園行きは約12分間隔での発着となっております。これは、埼玉高速鉄道(株)が建設時に折り返しが可能な施設を同駅に設置し、相互直通運転先である東京地下鉄株式会社等と調整を図りながら、経営効率や利便性等を考慮した運行ダイヤを設置しておりますが、鳩ヶ谷駅以北における増便につきましては、浦和美園駅周辺における土地区画整理事業の進捗状況等を勘案しながら、埼玉高速鉄道株式会社と調整して参りたいと存じます。

また、運賃値下げの試算についてですが、過年度に埼玉県が設置した「埼玉高速鉄道経営検討委員会」におきまして、鉄道経営の専門的な視点から調査・検討が行われ、その際の試算では、10%の運賃値下げに対し、輸送人員の伸び率はおよそ4.5%にとどまるものと想定され、全体として減収となる可能性が高いことから、慎重な検討が必要という結論でございましたが、議員ご指摘の視点を踏まえながら、同鉄道の更なる利用促進等が図られるような多様な運賃体系につきまして、今後とも、県・沿線市と協力しながら同社と研究を続けて参りたいと存じます。

再質問(杉本)

1点目の質問でお伺いしたいのは、出資比率が運行距離によるとの事なのに、川口市の4つの駅のうち3つは乗り入れていないという電車がこれほど多い理由は何故かということです。鳩ヶ谷駅に引込み線があるからというのは理由にはなっていないと思いますがいかがでしょうか。

答弁(都市計画部)

距離によるということだけではなく、様々な理由によるということです

要望(杉本)

埼玉高速鉄道は第3セクター事業であり、本市が株主となっていることから、不合理については積極的に県及び3市で協議していただきたいと思います。決して浦和美園の区画整理頼みにならないようによろしくお願いいたします。

埼玉高速鉄道は、東京メトロに乗り入れており、東京メトロ側にも利益をもたらしていることから、当然追加出資を依頼すべきとのご意見もありますが、東京メトロは現在、都営地下鉄と統合し、一部上場する計画があり、先だって正式に話し合いをする方針が打ち出されたところであります。上場を目指すうえで、現在の赤字体質の埼玉高速鉄道に出資することは株主への説明責任の問題もあり、大変厳しい状況にあります。とはいえ、これだけ高い運賃を川口市民の利用者が支払い、更に川口市が年間16億円をこれからも一般財源から充当しなくてはならないことを考えますと、本市として沿線の活性化につとめる必要があると考えます。今後もあらゆる機会を通じて、川口市民にとって利用しやすい埼玉高速鉄道のあり方を市政に訴えていきたいと思います。

【まちづくりについて】

埼玉高速鉄道開通9年目になるところ、ご存じない方も多いのですが、新井宿駅のバスロータリーはいまだ暫定であり、土地も一部が川口市のものであるものの、3分の2が借地であります。市では区画整理と駅周辺の街路整備のために一部用地買収したものの、全く手付かずでありました。まちづくりに対して地域の地権者は潜在意識の中で、「このままではいけない」と思っているようであり、「固定資産税はどうなるのだろうか」「後継者がいない」など将来設計に不安を感じています。

この地域はとてもいい生活条件がそろっています。埼玉高速鉄道で「新井宿駅」からは都心へわずか30分足らず、川口ジャンクションも程近く、鉄道・車の両方でうまみがあるばかりでなく、緑豊かで静かなとても環境のいい立地であります。しかし、十分な都市計画がなされないまま、今に至っているために、この9年間に、農地は墓地になり、介護施設になり、資材置き場になって様変わりを始めています。確かに、本市には墓地も介護施設も足りないのですが、この地域に集中するのはいかがなものかと思います。

しかし、農地の保有者に相続が発生すると、川口市の農業の経済的な理由と現行の法の下では、その土地を手放さざるを得ない状況であります。農業委員会でも農地転用に対し反対であるが認めざるをえないという様子です。また乱開発で治水対策が十分でなくなったなどの意見もあります。このたび3月議会で取り上げられましたが、赤山歴史自然公園の計画を検討しているとの事。車であれば川口パーキングエリア周辺、主要な駅は新井宿駅が拠点になると思います。

またこの地域では新たな観光の拠点となるべく周辺住民が協力してまちづくりを進めようとしています。そこで質問いたします。第4次総合計画の中でも神根地域は緑化産業の振興と緑と調和した住宅地の形成、緑の拠点の整備、都市基盤整備の推進、新井宿駅周辺の整備、公共交通の利便性の向上があげられていますが、具体的にはどのような計画があるのでしょうか。都市計画上の観点からお伺いいたします。

(時間切れにより答弁は得られませんでした)

『かよたんずトリオ』に名前決定

応募をいただきました中から『かよたんずトリオ』に命名されました。
ご応募ありがとうございました。
真ん中の子だけ正面向いてます。